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《学校基本調査の概要》
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この調査は、学校教育行政に必要な全国の学校数や学生.生徒数、卒業後の進路など基本的事項を把握する目的で、文部科学省（文部省）が昭和23年度より毎年実施している。
それによると、今春の高校卒業者は前年度より5110人減少して105万9266人。このうち大学（学部）へ進学した者は52万1320人で、進学率は49.2％となり、前年度より0.4ポイント上昇した。
短大（本科）への進学者は5万3273人で、進学率は前年度より0.2ポイントダウンして5.0％となった。平成6年度の13.8％をピークに短大への進学率は下降線を描き、進学者数も5万人台に落ち込んでいる。
一方、専門学校への進学者は前年より4431人減って17万3396人となり、進学率は0.3ポイントダウンして16.4％となった。
高等教育機関全体を俯瞰すると、専門学校と短大で進学率がダウンし、4年制大学の“一人勝ち”が今春も続いている。
また今春就職した高卒者は、前年度より3928人減少して18万9130人となり、就職率は前年度と同じ17.9％だった。
■専学生は900人の増加〜分野別で5増3減に
専門学校の在籍者は前年度より867人増えて58万9050人。これを分野別にみると@医療分野（20万80人）A文化.教養分野（11万6772人）B工業分野（7万8660人）C衛生分野（7万2259人）D商業実務分野（6万4541人）E教育.社会福祉分野（3万6619人）F服飾.家政分野（1万5038人）G農業分野（5081人）の順となっている。
前年度より増えた分野は▽商業実務分野（3208人増）▽文化.教養分野（2938人増）▽工業分野（1178人増）▽服飾.家政分野（246人増）▽農業分野（90人増）で、減少した分野は▽教育.社会福祉分野（3013人減）▽医療分野（2643人減）▽衛生分野（1137人減）だった。
特に増えた学科をみると工業分野の土木.建築（1375人増）、文化.教養分野の外国語（1019人増）、医療分野の准看護（912人増）、商業実務分野の情報（968人増）、旅行（948人増）、服飾.家政分野のファッションビジネス（448人増）などとなっている。
一方、減少が著しいのは医療分野の理学.作業療法（1620人減少）、柔道整復（939人減）、教育.社会福祉分野の介護福祉（1903人減）、社会福祉（629人減）、衛生分野の理容（830人減）などで落ち込みが大きい。 |
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