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進路指導の課題と実践
(15/30) 8・情報収集の指導

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ボタン08 情報収集の指導

 専門学校は、玉石混淆といわれるように、教育内容も、教育施設・設備も、教育に対する姿勢も、学校格差が大きいのが現状です。それだけに、情報・資料を収集し、実態をよく調べ、教育内容のしっかりした、自分の進学目的に合った学校を選ぶように、生徒に指導・援助をする必要があります。学校選択に必要な、いろいろな角度からの情報・資料を集めさせる方法としては、次のようなものが考えられます。

(1) 学校案内書・募集要項を入手させる

 学校案内書は、その学校の内容を知るうえで基本となる資料であり、学校を比較検討するうえでも不可欠の資料です。進路指導室の資料の中から志望分野の学校をいくつかピックアップしたら、必ず学校案内書を取り寄せるように指導します。

 学校案内書の入手方法としては、@専門学校に直接ホームページや郵送または電話で申し込み、郵送してもらう、A直接、専門学校を訪問して入手する、B専門学校進学相談会などに参加して入手する、C進学情報誌の資料請求はがきを利用し、郵送してもらう、などの方法があります。どの方法がよいかを、注意点を含め、指導されるとよいでしょう。

(2) 校内の専門学校説明会や校外の専門学校進学相談会に参加させる

 進路指導計画の中で、高校独自に、あるいは情報企業の仲介で、専門学校から講師を招いて専門学校説明会を実施している場合には、必ず生徒に参加するように指導します。校内の説明会を実施していない場合には、専修学校団体・進路指導協議会などが開催している専門学校進学相談会、情報企業の主催する進学相談会に生徒を参加させ、入学案内書などを入手する機会にするとよいでしょう。参加する生徒には、専門学校の教職員に直接質問できるよい機会でもあるので、質問事項を考えさせておいたり、質問用紙を持たせるのも1つの方法です。

(3) 学校見学会や体験入学に参加させる

 専門学校の多くが、土曜日や日曜日、あるいは夏休みなどにオープンキャンパスや一日体験入学を実施しています。オープンキャンパスは、学校の教育方針や教育内容、実際の教育施設・設備などを知る絶好の機会ですし、体験入学は、授業や実習の一部を体験でき、自分の適性をみるうえでの判断材料になります。できるだけ参加を勧めるとよいでしょう。ただし、オープンキャンパスや体験入学は、専門学校側が準備した、よい面を見せることになりますので、条件のあるところでは、ふだんの授業風景が見られる平日にもう一度見学に行かせるようにするとより望ましいといえます。

(4) 先輩の話を聞かせる

 進路指導計画もとづいて、卒業生との進路懇談会(卒業生の体験発表会)を実施している場合には、生徒を参加させ、学校生活の様子や進路状況、入学選考などについて、卒業生からの生の声を聞かせ、また質問に答えてもらうようにします。進路懇談会を実施していない場合には、生徒の志望する専門学校に進学している卒業生がいれば紹介するようにします。

(5) 学校見学に行かせる

 生徒が進学目的にあった学校を2校か3校にしぼり込んだ段階で、進路面談を行い、学校見学に行かせるようにします。学校見学は、学校案内書に記載されている内容の確認と案内書では不明確な点の解決が目的になります。


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