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進路指導の課題と実践
(20/30) 11・キャリア教育の取り組み

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ボタン11 キャリア教育の取り組み

 生徒が、主体的に将来の生き方を考え、自分の能力や適性に合った進路を選択できるように指導・援助することが進路指導であるとすれば、専門学校進学希望者に対する指導の前提には、1年次から計画的・継続的にキャリア教育が進められていることが必要です。3年次になってからの、どの専門学校に進学させるかという出口指導ではなく、1年次から計画的に自己理解や職業理解、職業研究や学科研究を進める中で、適切な学校選択ができるように指導していくことが求められています。

(1) 職業理解をテーマにしたキャリア教育

 どんな仕事をしたいかという職業観は、本来、どんな生き方をしたいか、どんな人間になりたいかという人生観をベースに培われてくるものといえます。したがって、より豊かな生き方を考える、生きがいのもてる職業は何か、といったことにつながるキャリア教育を進めることが大切になります。職業観を育成する取り組みとしては、<1>『職業ハンドブック』『職業まるわかり事典』などの職業の内容を紹介している進路情報誌を活用して調べる、<2>職場見学やジョブ・シャドウイング、インターンシップなど体験活動を通して働くことについて考える、<3>保護者や関心のある仕事に就いている人にインタビューする、<4>ボランティア活動に参加する、<5>職業観の育成に役立つ講演会を開く、<6>全国高等学校進路指導協議会(全高進)編『高校生の進路ノート』『高校生のキャリアノート』等の進路学習教材を活用する、などがあげられます。

 自己理解を深めるテーマでは、「ジョハリの窓」をヒントに自己の個性を考えさせたり、「自分史づくり」を通して子どもの頃からの夢や性格・能力、自己の成長に大きな影響を与えた出来事などを振りかえさせながら、自分を見つめ直し、それをもとに高校生活をどのように送っていくのかを文章にまとめさせるとよいでしょう。

 職業理解のテーマでは、150の職業の中から興味ある職業、従事したい職業をチェックし、さらにその中から職業を1つ選んで資料やインターネットで調べる作業をさせたり、気になるキーワードに関連した仕事が世の中ではどのように絡んでいるか、チャート図で描かせる「マインド・チャート」による職業調べを行うことなどが考えられます。

 また、実際に仕事をしている職業人を講師として招き、職業講演を開催することも考えられます。それぞれの生徒の状況に応じて、保育士、幼稚園教諭、介護福祉士、看護師、管理栄養士、美容師、カウンセラーなどの方々に、仕事の内容ややりがい、大変なこと、意外に知られていない一面などについて語っていただき、生徒には講演の内容をレポートにまとめて提出させるとよいでしょう。職業講演の目的は、個別の職業に関する理解を深 めることだけではなく、やりがいの大切さに目を向け、職業について考えることの重要性に気づかせることにあります。それだけに、多くの生徒が関心を持って話を聞くことができる職種から講師を選ぶことが大切であり、アンケートをとって講師を依頼します。そして、1年生の段階では、職業の視野を広げることを意図して、たとえば夏休みに、グループで職場を訪問し、仕事に就いている人にインタビューをしてまとめる「職業インタビュー」の取り組みをすることも考えられます。インタビューの内容は2学期に入ってから、クラスで発表する時間をもち、生徒たちがさまざまな職業を知る機会にします。


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