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進路指導の課題と実践
(21/30) 11・キャリア教育の取り組み

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(2) 学部・学科理解をテーマにしたキャリア教育

 次に、学部・学科の研究をさせたうえで上級学校の模擬授業体験の機会を設定するようにします。学部・学科研究は、<1>学校案内やホームページ、シラバスで学科内容を調べる、<2>『学べる大学探せる事典』『逆引き大学事典』などの進学情報誌で調べる、<3>オープンキャンパスや体験入学に参加し、模擬授業を体験する、<4>卒業生を招いて学校の様子や授業の内容などを聞く、<5>全高進編『高校生の進路ノート』『高校生のキャリアノート』等の進路学習教材を活用し、調べた内容をまとめる、などの方法が考えられます。

 1年生の場合は、職業講演で職業の世界を多少なりとも理解させたうえで、自分の興味・関心をっている職業に就くためにはどのような進路選択が望ましいのかを考えさせるために、上級学校の学部・学科研究を行うようにします。希望する職業に就くためにはどんな学部・学科が有利なのか、資格が必要であればどんな学部・学科で取れるのか、その学部・学科はどの上級学校に設置されているかといったことを調べさせるます。学部・学科の教育内容やその将来性、取得できる資格、卒業後の進路、高校時代に学んでおくとよい教科目などをまとめるワークシートを用意しまとめさせるとよいでしょう。

 また、2年生の場合の学部・学科研究の項目は、学ぶ内容、学部・学科(学問)の将来性、取得できる資格、卒業後の進路、隣接する学問分野などで、レポートにまとめさせる場合には、その学部・学科を選んだ理由や、希望の学部・学科に進学するために、高校生活でどのようにことに取り組んでいったらよいか、これからの進路の課題を含めて感想を書かせるようにします。なお、就職希望の生徒に対しても、生涯学習の観点から学部・学科研究をさせておくことも必要なことだと考えます。

 こうした学部・学科研究のあと、上級学校では実際にどのような授業が行われているのか、その一端を体験する模擬授業体験の機会を設定します。上級学校で学ぶ内容を多少なりとも体験することにより、より目的が明確になり、進路意識を高めるのに役立ちます。

 講師の選定にあたっては、学校側で学ばせたい授業の他に、生徒に希望する授業のアンケートをとり、希望者の多い学科系統を優先させながら、できるだけ多くの分野から講師を招くように配慮をします。模擬授業の前には講師への質問事項などを考えておくように指導し、授業後には授業の内容や感想をまとめるレポートを提出させるようにします。

 なお、このような進路学習を行ったあとは必ず、そのレポートや感想を、クラスで発表させたり、HR通信や進路ニュースに掲載したりすることが大切です。レポートをまとめることによって生徒は、内容を整理することができ、学習の過程を振り返ることができます。また、レポートをクラスで発表させたり、HR通信に掲載することにより、研究の成果や情報の共有化を図ることができるだけでなく、生徒どうしの学び合いにもなります。クラスメートの考えに刺激を受け、クラス全体に進路について真剣に考える雰囲気が生まれることも期待できます。


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