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（24/30） 12・生徒への全体指導
  
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(3) 卒業生との進路懇談会の開催
専門学校への進路指導にあたっては、専門学校側からの情報を収集させるだけでなく、専門学校へ進学した卒業生の側からの情報を収集させる機会を設けることも大切です。卒業生からの情報は、学校案内書や進路情報誌などでは得られない、その専門学校の生の情報を入手することが出来ます。
進路懇談会を開催する場合には、進路希望調査をもとに、生徒の希望する分野からできるだけ卒業生をよび、具体的に専門学校での授業内容、教育施設・設備の充実度、就職状況、学校生活の様子や入学選考のことなどについて説明してもらうようにします。卒業生には前もって教科書や作品などを持参するように依頼しておくと、より効果的になると思います。生徒には卒業生ということもあり気軽に質問できる雰囲気があり、専門学校での生活を理解するうえで重要な機会となるはずです。
このように専門学校に対する認識を深めさせる機会を設定し、積極的に情報を収集させる指導を行っていくことが望まれます。
(4) 『進路の手引き』『進路ニュース』の発行
多くの高校では『進路の手引き』が発行されています。進路に関するさまざまな情報を提供し、生徒の進路意識を啓発するうえで大きな役割を果たしていると思われます。『進路の手引き』を編集するさいには、専門学校に関する情報を整理して掲載するようにします。たとえば、「専門学校編」の項目として、専門学校進学の準備と進め方、専門学校の制度と特色、専門学校の入学制度、専門学校選択のポイント、専門学校見学にあたっての諸注意などをあげ、専門学校進学にあたっての基本的な情報を提供するようにします。また、資料として、専門学校の分野・学科紹介、主な資格・免許を掲載するとよいでしょう。
『進路の手引き』は年１回の発行ですが、これ以外に随時『進路ニュース』を発行して、最新の情報を提供し、指導に役立てるようにします。専門学校に関しても体験入学の情報、学校選択のポイント、進路行事での生徒の感想などを掲載して、生徒への啓発を図ることが考えられます。
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