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進路指導の課題と実践
(27/30) 14・進路変更者への指導

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ボタン14 進路変更者への指導

 就職試験や大学受験に失敗して、専門学校進学へ進路変更する生徒も少なくありません。進路変更の時期によって、十分指導できる場合とそうでない場合とがあると考えられますが、次の事項に留意して指導することが大切です。

(1) 気持ちを切り替えさせる

 専門学校への進路変更を申し出てきた生徒の中には、受験に失敗して気持ちが落ち込んでいる生徒も少なくないと思いますが、大切なことは専門学校進学に気持ちを切り替えさせることです。 

 大学受験に失敗した生徒の場合には、安易な進路変更でないか、浪人はできないのか、専門学校で学びたいものは何か、などを確認したうえで、また、就職試験に失敗した生徒の場合には、とくに学費納入の準備は出来ているのかを確認したうえで、今度は専門学校で頑張るという新たな気持ちを持たせることが大切です。

(2) 進学目的を確認させる

 将来どんな職業に就きたいのか、そのために専門学校で何を学ぶのか、進学目的を確認することが最も大事です。また、職業理解はできているか、志望分野で求められている適性や能力は何なのかを考えさせながら、自分の進む方向をもう一度確認させることが必要です。

(3) 学校選択をさせる

 年内での進路変更であれば指導に十分時間がとれますが、2月・3月段階になると、あわてて学校を選び、無認可校を専門学校と誤認して入学してしまったり、問題の多い専門学校に入学してしまったりするケースも少なくないだけに、慎重に学校を選択させる必要があります。この時期になると、医療分野の学校では、募集が締め切られている学科があったり、募集人員が少なくなり競争倍率が高くなる学科もありますので、注意が必要です。

 生徒の進学目的や適性、学習成績などを考慮しながら、学校をいくつか紹介し、学校案内書(募集要項)の入手を兼ねて学校見学に行かせたり、卒業生を紹介して学校の様子を聞かせたりして、情報を収集させることが必要です。そして、保護者の意見なども参考にしながら、最終的には生徒が自分で出願校を決定するようにアドバイスをします。


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