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進路指導の課題と実践
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 専修学校制度が発足してから40年が経過しました。専門学校進学は高校生の重要な進路先となっているにもかかわらず、高校現場では、専門学校への進路指導は、大学進学指導と就職指導の狭間に置かれ、必ずしも生徒に十分な指導が行われてきませんでした。しかも大学全入時代を迎え、大学進学率が上昇し続ける中で、進学校だけでなく、中堅校でも大学進学に傾斜した進路指導が強まっています。たとえば、東京都専修学校各種学校協会のアンケート調査(2008年)によれば、専門学校側からみた高校の進路指導の現状について、多くの都立高校では大学進学率が高校及び教員の評価基準になっていることや、大学進学率が高校の生徒募集の重要なアピールポイントになっていることから、高校の生き残り策として大学への進学指導が不可欠とされており、その結果、「専門学校が進路指導の対象から外される」、「専門学校志望の生徒に大学への進路変更を勧める」などの傾向が強まっていることが指摘されています。普通科高校を中心に大学への進学指導を強化する動きが強まっていますが、何よりも優先されるべきは生徒の進路選択の自由と意思であり、そのために専門学校進学を希望する生徒が本来受けるべき進路指導が受けられないとすれば、大きな問題だと言わざるを得ません。

 すでに紹介したようにいま専門学校では、職業実践専門課程の先導的試行が始まり、また、中央教育審議会答申を受けて「専門職業大学(仮称)」の創設の準備が進められています。専門学校も将来的なシステムを視野に入れながら、実践的な職業教育を担う高等教育機関として国民の信頼の得られる教育機関になっていくのかどうかが問われています。それと同時に高校もまた、生徒一人ひとりの将来の生き方や働き方を考えさせるキャリア教育に取り組むとともに、専門学校進学を希望する生徒に対して、どのような進路指導を行っていくのかも問われているのです。

 この「専門学校への進路指導の課題と実践」は、私が専門学校への進路指導を実践してきた経験をふまえ、また、さまざまな関係者の方々から学んできたことをもとにまとめたものです。生徒への進路指導にあたっての1つの指針として、少しでも参考にしていただければ幸いです。


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