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東京YMCA医療福祉専門学校
石巻のボランティア活動を報告、震災共有し支援の鎖つなぐ
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公益社団法人東京YMCAは東日本大震災発生以降、宮城県の石巻・女川を中心に地道な支援活動を続けており、地域に根ざした支援活動を展開するため、「YMCA石巻支援センター」を開設。グループの専門学校の学生はこの施設を利用して、ボランティア活動を実施している。
東京YMCA医療福祉専門学校(八尾勝校長)の学生は今夏、同施設に滞在してボランティアを体験。10月27日、東京・国立市富士見台の同校で「石巻ワークキャンプ報告会」を開いた=写真=。
同校では、同施設を拠点に被災者を支援するプログラムを春と夏に実施。今夏も13人の学生が2泊3日のプログラムに参加し、仮設住宅の住民と交流を図ったほか、周辺の草むしりをして美化に努めた。また活動の一環として甚大な被害を受けた女川地区の大川小学校や門脇地区も視察した。
報告会では、東日本大震災による犠牲者の状況、女川地区で逃げ場のない大津波が襲った恐怖、混乱の中で高台に逃げるように防災無線の放送が続けられたことなど、震災当時の状況をスライドで紹介。その上で「震災に負けたくない」「地元を元気づけたい」という思いから『がんばろう!石巻』の看板を製作して復興に向けた石巻の現状も伝えた。
今回の報告会は、震災を共有し、ボランティアの鎖をつなぐことが目的。学生は「震災を知ることで次へ進める。決して風化させてはいけない」「ボランティアの力と絆を感じた。この経験を次に生かしたい」とそれぞれが被災地で感じたことを報告した。
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