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東日本大震災情報
学校法人片柳学園

相馬市の中学校に楽器を寄贈、復興へ向けて音楽で明るく
●写真右は片柳学園から贈呈された楽器を手に、教育長室で記念写真に納まる相馬市内の中学校吹奏楽部員と片柳学園関係者

 日本工学院専門学校(千葉茂校長)と東京工科大学(軽部征夫学長)を設置する学校法人片柳学園(片柳鴻理事長=法人本部:東京・大田区西蒲田)は2月28日、福島県相馬市の相馬市役所で市内の小中学校5校に吹奏楽の楽器や体育館備品を寄贈、教育長室で贈呈式が行われた。

 片柳学園は、在校生や卒業生に東日本大震災で被災された地域の出身者が多いことなどから、同窓会が中心となって3・11の大震災以降、継続的な支援を行っている。今回は相馬市教育委員会と相談した結果、同地区の学校で盛んな吹奏楽の楽器や被災した体育館の再建などに伴う備品の贈呈を決めた。

 贈呈式に先立って千葉茂校長、稲見衛東京工科大学事務局長、新井正樹東京工科大学同窓会副会長が立谷秀清相馬市長を表敬訪問。千葉校長が「被災地に漁船を贈ろう募金」として宮古市や石巻市の漁協組合に漁船あすなろ丸12隻をはじめ、「東日本大震災復興支援募金」など、これまで片柳学園が3年にわたって岩手、宮城、福島3県で行ってきた様ざまな支援活動を報告、立谷市長から片柳学園へ感謝状が贈られた=写真左=。

 このあと中村第一中学校、中村第二中学校、向陽中学校の吹奏楽部員と教職員が出席して教育長室で贈呈式が行われ、クラリネットやホルン、オーボエなどが千葉校長より生徒に手渡された。

 千葉校長は「この楽器を有効に活用して復興への明るい道筋を少しでも早く進めていただければありがたい。大震災で壊された古里を取り戻すために必要なのは、お金や重機ではなく、『明日はこうなろう』という気持ちをもってもらうことが大切だ。本学園が岩手や宮城の漁協に寄贈したすべての船を『あすなろ丸』と名付けた。皆さんがこの楽器を使って元気で明るい毎日を過ごして欲しい」と生徒を激励した。

 生徒を代表して向陽中学校吹奏楽部の鉾建胡桃子さんは「いただいた楽器を大切に使い、素晴らしい演奏ができるように日々練習に励みたい」などとお礼の言葉を述べた。


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