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《インテリア関係のQ&A》
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14.建築とインテリアはどのような関係にありますか。 |
建築の設計をするときには、一般に配置計画(敷地の中のどの辺に建物を建てるかの計画)、平面計画(建物内部の間取りの計画)、断面計画(空間のボリュームを考慮しつつ高さ方向の寸法を考える計画)、立面計画(建物の外観のデザインを考える計画)などの計画があり、これらを建築家が担当し、通常、意匠設計と呼んでいます。 この他に、構造計画(地震や台風などの際に安全に持ちこたえられるように確認する計画)や、設備計画(快適な室内環境や使いやすい水回りを造りだすための計画)などを、構造設計者や設備設計者が行い、意匠設計者が総合的に関連付けながら設計をまとめます。このように、いわば建物本体そのものの設計をして、施工者がこれを造り上げていくことが、建築の業務になります。
これに対して、インテリアデザインは、この建物本体内部の、ある特定の空間を設計(デザイン)する仕事です。建築の設計者がインテリアの設計を同時にしてしまうことも多いのですが、インテリアデザイナーが、その内部空間の使用目的に合わせて、機能性や快適性などに配慮して設計することになります。新築の建物だけでなく、現在使われている建物の内部空間をリニューアルしたり、別の使用目的に合わせて造り替えたりすることを考えるのも、インテリアデザイナーの仕事です。 |
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