中央工学校高等課程 3年

今 井  直 和
 

「建築業界への仲間入り」
 
 今、この時間にも様々な建物が建設されている。建物は、人間が一生を終えるまで最低限必要とする「衣・食・住」の“住”に関わっています。そのためにこれからも絶対、建築業界の仕事がなくなるということはありません。

 僕の夢は、建築業界の中で必要とされている建物の設計を主にする「建築士」、さらに設計された建物を図面どおりに工事が進められているか管理しながら竣工までもっていく「建築施工管理技士」になることです。

 そして、現在の日本の様々な社会状況や地形、環境を考え、新たな建築工法の技術を取り入れ、これらを身につけて、これからの建築業界に貢献できればと思います。

 この夢を抱くようになったのは、いくつか訳があります。その中から特に2つの理由を挙げたいと思います。

 まず、一番近くにいる父親の存在です。なぜなら父は大工仕事をやっていたからです。僕は父の仕事である一般住宅新築工事現場に実際に連れていってもらい、いろいろと見る機会がありました。そこで一番印象に残ったのが、現場に響きわたる建築機械の音。そして、父が石膏ボードを加工して壁の隅の所にピタリと納め上げる姿が強烈な印象として今だに残っています。父のように仕事ができるのは素敵だと思いました。

 そのような影響もあり、僕は、工業高等課程のある専門学校の建築技能情報科に入学し、建築に関わる専門的なことを学んできました。その中でも建築設計製図及びコンピュータによる製図(CAD)は、実際にすぐ役立ちとても楽しく学ぶことができました。他にも印象深いことは、個人的に出展した中央工学校主催全国建築系高校生対象コンペです。東京大学名誉教授審査のもと優秀賞を頂き、そこで僕の設計した作品は、教授から絶賛の評価を頂きました。そこで益々、建築に深く興味を持ち、携わっていこうという思いを強くしたのです。

 それ以外にも日頃から、地球温暖化による自然災害や少子高齢化などの問題が気になっていました。

 例えば、自然災害の中でも建築に大きく影響するのは地震です。日本は地震国ともいわれるほど地震が多く、建築物に多大なダメージをもたらします。これを防ぐための対策が多くとられています。例をあげると免震です。免震とは、基礎と建物の間に「ゴム」又は「バネ」を設置し、揺れを最小限にするというもので、値段は高額ですが、人の命を考えれば安いものでしょう。自分が建築に関わる一人として免震の技術を身につけたいと思いました。

 次に、少子高齢化も実は、建築に関わっているのです。一般的な工法の住宅では年老いて足や腰の悪い人は、階段の上り下りはかなり大変です。そこで今は、「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン」という考え方を基本に、不便さを少しでも減らすような設計が増えています。これからは、益々、誰でも使いやすく住みやすい住宅が必要になってきます。そんな家造りをする事、好きな建築の分野で人の役に立ち、喜んでもらえたら自分にとってもこんなにうれしい事はないでしょう。

 このように問題点をしっかりと受け止め、条件に合う安全で快適な住宅を建築できる知識と技術を備えた「建築士」と「建築施工管理技士」になりたい、これが僕の夢であり目標です。

 これからの日本を担っていく人間の一人として、頑張りたいと思います。


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