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「みんなを笑顔にできる看護師になりたい!」 | ||||
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「大丈夫、お父さんきっと良くなるから。安心してね。」これは、私が中学生の時、父が突然の病気で入院してしまい、動揺する私に看護師さんが笑顔で言ってくれた言葉でした。私は、この一言でとても気持ちが落ち着き、自然と笑顔になることができました。そして、この一言が、私の将来の職業に対する考えを変えるきっかけとなりました。 私はそれまで、将来の夢を聞かれても、はっきりとした考えがありませんでした。しかし、病院に父のお見舞いに行くたびに、私を安心させてくれた看護師さんが、患者さんのために一生懸命働いている姿を見て、看護師という職業に対して憧れを抱くようになり、その憧れが私の将来の夢へと変わっていったのです。私はこの夢をかなえたいと思い、たくさんある高校の中から、看護や福祉の分野を授業として選択でき、看護学校への進路実績もある高校へと進学しました。入学後は、進路指導の先生に相談し、病院での職場体験に積極的に参加させてもらいました。 実際に、病院の中で看護師の仕事を体験してみると、看護師という職業は私が思っていた以上の仕事でした。その一つが、とても責任が重大な仕事だということです。私はそれまで、ただ医師の指示に従って、医師のサポートをすることが看護師としての仕事だと思っていました。しかし実際には看護師が患者さんとコミュニケーションをとり、患者さんのその日の体調や病気や怪我の回復具合を一人一人しっかりと把握し、医師と相談していました。 ときには、看護師からの報告をもとに、医師が治療方針を決めることもあるそうです。職場体験を担当してくださった看護師さんからは「看護師がただ医師に指示されたとおりに働いていたのでは患者さんは良くならない。私たち看護師と患者さんのコミュニケーションがたいせつ。」ということを教えてもらいました。看護師という仕事に患者さんを直接治療することはできなくても、患者さんを思う気持ち次第でいくらでも患者さんを良くできる事を知りました。 もう一つ分かったことは、体力的にとても大変な仕事だということです。看護師に対して「きつい仕事」というイメージを持つ人も多いと思います。私が体験した仕事の中でも、患者さんをベッドから車椅子へ移したり、入浴やトイレの介助など、体力を使う仕事ばかりでした。他にもたくさんの力仕事があります。看護師になった人の中には、体力面でついていけずにやめてしまう人も多いそうです。 しかし、いまは男性の看護師も増えています。看護師は女性だけの職業ではなくなったからです。腕力や体力的な面で言えば女性は男性に比べて劣っているものだと思います。だからこそ力仕事は男性の看護師の力を借り、逆に女性の患者さんの身の回りの世話や体調の相談役などは女性の看護師が行う、といったように、それぞれの性別の看護師に適した仕事があるはずです。 看護師の中でも、男女の役割を分担仕合えば、「きつい」だけの仕事ではなくなるのではないでしょうか。このような体制が出来れば、患者さんとコミュニケーションをとる時間も増やすことができ、医療の現場がもっと良くなっていくと思います。 このように、病院での職場体験に参加して本当に勉強になりました。また、勉強になっただけではありません。ある患者さんの看護をしたとき、「ありがとう。あなたの明るさで私まで元気になれたわ。あなただったら立派な看護師さんになれるわ。」と笑顔で言ってくれました。私が中学生のときに憧れた看護師さんに近付けたみたいでとても嬉しかったです。そして、「将来、絶対に看護師になりたい。」と思いました。 いま私は卒業後、看護学校への進学を目標に勉強しています。将来は、私を笑顔にしてくれた看護師さんのように、みんなを笑顔にでき、患者さんのことを思える立派な看護師になりたいです。 |