大阪スクールオブミュージック高等専修学校 1年

若 林  星 弥
 

夢の仕事
 
 将来は多才な俳優になりたいと思います。僕は多才でないと芸能界は生きていけないと考えます。なぜなら多才ではないと、出来る役が限られるからです。演技はもちろん、歌や楽器・ダンスなどたくさんのことに今のうちから挑戦していかないといけないのです。

 そして、現段階の俳優としての目標は、日本アカデミー賞を受賞することです。俳優なら誰もが憧れ、狙っています。

 僕が俳優になりたいと思ったきっかけは、小学生の時にスカウトをされたことでした。初めは雑誌のモデルや、カタログのモデルをしていました。事務所に入って演技も経験してみる機会があり、そこで演技の面白さに気が付き、少しずつ俳優になりたいと思い始めました。

 演じるということは、とても奥が深く難しいですが、いろいろな作品を見れば見るほど俳優になりたいという思いは強くなりました。

 しかし、たくさんのセリフを覚えて、自然に演じることがこんなに困難なことだとは思いませんでした。

 自分が思っているのと、他人から見る自分はやっぱり違いますので、客観的な見方が難しいですし、正解が何かわかりません。それに、関西生まれ関西育ちの僕にとって、標準語の演技は感情の乗せ方や言葉の発し方が難しくて、標準語に慣れるまで時間がかかりました。

 でも考えて、相談したり、勉強したり、それが楽しくて大変だけどこれが演技の魅力だなと思います。

 そんな夢のような仕事だからこそ自分の職にするのは難しいことです。でも難しいこと、だからこそ挑戦してみる意味があります。

 演技では、自分の経験出来ないことや、人格、人生、いろいろな人になり体験し考えることができます。そのような夢のような仕事は、俳優の他にはなかなかないと思います。

 それに俳優という仕事にはゴールがありません。言い換えてみると自分でゴールを決めない限りは、挑戦し続けることが出来るという事です。

 それはいろいろな事に興味がある僕の性格に合う職業だと思っています。ゴールがあると、そこで終了と区切ってしまう癖があるからです。

 そのような中、僕が今憧れている俳優さんは菅田将暉さんです。

 菅田将暉さんは、役の幅が広く、僕は特に狂気じみた演技が好きで尊敬しています。演技力だけでなく、人間性の素晴らしさがにじみ出ています。それに、菅田将暉さんは歌も歌っていて、その歌はストレートに心に伝わってくるのですごく好きです。いつか芸能界で共演出来たら最高だと思っています。

 僕もたくさんの俳優さん・女優さんの方々の影響を受けたように、いろいろな人に影響を与えることのできる俳優さんになりたいです。いろいろな人を力づけたり、希望を与えることができる人になりたいです。

 これまでは俳優さん・女優さんの演技を見て楽しむ側でしたが、これからは楽しませる側になり、僕の演技をみて楽しいと思ってもらえるように頑張りたいです。

 僕の中での俳優は本当に素晴らしい職業だと思っています。


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