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表彰式カメラ・ルポ

 高校生や高等専修学校生の「仕事力」と「文章力」を競う『職業教育の日制定記念/第9回全国高校生・高等専修学校生「私のしごと」作文コンクール』(特定非営利活動法人仕事への架け橋主催、株式会社共立メンテナンス、株式会社日本ドリコム、株式会社専門学校新聞社特別共催、文部科学省、東京都教育委員会、全国高等学校長協会、全国高等学校進路指導協議会、全国高等専修学校協会など教育関連20団体後援)の表彰式が10月20日、東京・千代田区九段北のアルカディア市ヶ谷で開かれました。

 表彰式には文部科学省、全国高等学校長協会、全国高等学校進路指導協議会、全国高等専修学校協会などの来賓をはじめ、後援・協賛団体関係者、入賞者や保護者、指導教員ら約100人余りが出席しました。

 まずNPO法人仕事への架け橋の一條仁英理事長が「今年の作文コンクールは震災後3回目になりますが、被災地はまだまだ復興に向けて努力されています。大震災復興を風化させないために、例年のテーマに加えて、特別テーマとして『仕事で、被災地とつながろう!!』を追加しました。今後もこの大会を通して被災地とのつながりを大切にしていきます」と述べました。その上で「世の中にはさまざまな職業や仕事があり、それぞれのプロがしっかり役割を果たしてくれて私たちの生活が成り立っているのです。皆さんの作品には仕事を通して社会に貢献しようという強い意志が感じられ、将来の日本を担っていこうという若い力にエールを送ります」とあいさつしました。

 審査員を代表して東京都立農業高等学校の柿崎広幸教諭が講評を述べたあと、文部科学大臣賞をはじめとする入賞者一人ひとりに主催者や後援団体などから賞状、盾、記念品が贈られ、来賓や大会関係者から温かい拍手が送られました。

 次に来賓を代表して、上野通子文部科学大臣政務官、全国高等学校長協会の及川良一会長、全国高等学校進路指導協議会の長津美明会長、全国高等専修学校協会会の清水信一会長が入賞者の努力をたたえて祝辞を述べました。またNPO法人仕事への架け橋と交流を深めている陸前高田市の戸羽太市長から入賞者にメッセージが寄せられ、陸前高田市観光物産協会の實吉義正副会長が祝辞を代読しました。

 上野文部科学大臣政務官は「入賞作品は若さとエネルギーが満ち溢れた素晴らしい内容で、大変感銘を受けました。日々の生活の中で学ばれたことはもちろん、自分の生活から生まれた悲しみや苦しみを乗り越え、また多くの失敗から学んだ体験を生かしながら言葉という表現方法で素晴らしい作品を作り上げられました。先生の温かいご指導や家族の支え、学校の多くの仲間たちの協力があって完成したものではないでしょうか。最近の若者は日本人の誇りや自分に対しての自信を失っていると言われます。しかし、皆さんは自分の夢の実現のためにしっかりとした職業観をもっているということは大変素晴らしいことです。この表彰を受けたことを誇りとして歩み、これからも志を高く持って輝いて下さい」と入賞者にエールを送りました。また「このコンクールが永遠に続いて一人でも多くの夢を語ってしっかりとした仕事に就ける日本人が、ここから育っていくことを祈念します」と主催者に謝辞を述べました。

 続いて、文部科学大臣賞を受賞した群馬県立中之条高等学校の長壁徹郎さん、job大賞に輝いた広陵高等学校の福田美織さん、専門学校新聞社賞を受賞した東北生活文化大学高等学校の菅澤恭平さんが入賞作品を朗読しました。

表彰式の謝辞は、これまで3年連続で作文コンクールに応募し、第7回コンクールで文部科学大臣賞を受賞した宮城県農業高等学校の相澤和久さんが述べました。

 第9回「私のしごと」作文コンクールには全国の高等学校や高等専修学校から4096編の作品が寄せられ、厳正な審査の結果、文部科学大臣賞、job大賞(NPO法人仕事への架け橋賞)、専門学校新聞社賞など入賞20編、優秀団体賞13校のほか、特別賞2編が選ばれました。

 表彰式に引き続いて「奇跡の一本松」の語り部として知られる實吉義正さんが「語り継ぐ明日へ〜3・11、あの日、あの時、そして今〜」をテーマに記念講演会を行いました。震災前と震災後のスライド写真を使いながら語りかける實吉さんの言葉に、出席者は真剣に耳を傾けていました。

 實吉さんは「被災された人たちは、皆さんからの温かいご支援や励ましの言葉を原動力として、今日は昨日より一歩前へ、明日は今日より一歩前へと歩んでいて、この姿を皆さんに見ていただきたいと頑張っています。これがご支援をいただいた皆さんへの唯一のお返しと考え、私たちはこれからも前を向い歩んでいきます」と語りました。

 このあと、「私のしごと」作文コンクール上位入賞者による「第6回jobサミット」も繰り広げられ、「好きな仕事で、夢を叶える!!」をテーマに活発な意見を交換。上野文部科学大臣政務官もパネリストに質問を投げかけ、最後に全国の高校生、高等専修学校生に向けて「今日はとても良い経験をしました。やらなければならない課題も浮き彫りになり、子供たちの未来のためにきちんとした教育体制を作っていかなければなりません。皆さんは、自分のため、日本のためにきちんと目標を決めて進んでほしいと思います。お互いに頑張りましょう」と応援メッセージを送りました。


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