logo 作文コンクール
専門学校新聞ニュース
進路指導の課題と実践
専門学校の賢い選び方
専門学校何でも用語事典
職業カタログ
資格カタログ
専門学校カタログ
リンク集
年間購読申し込み
専門学校新聞社プロフィール
 
■学校基本調査
■イベントナビ
■「私のしごと」作文コンクール
 
株式会社専門学校新聞社
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場
3-20-11
TEL(03)3364-5721
FAX(03)3360-6738
E-Mail:info@senmon.co.jp
東日本大震災情報
東京YMCA医療福祉専門学校

石巻のボランティア活動を報告

 公益財団法人東京YMCAは東日本大震災発生以降、宮城県の石巻・女川を中心に支援を続け、平成23年11月、地域に根差した活動を展開するため「YMCA石巻支援センター」を開設。グループの専門学校の学生はこの施設を利用してボランティアを続けている。

 東京YMCA医療福祉専門学校(八尾勝校長=東京・国立市富士見台)は、これまでがれき処理や仮設住宅周辺の美化と整備など被災者の支援を春と夏に実施してきた。

 同校の学生9人は各クラスで募金を集めて今夏、3泊4日のプログラムに参加。11回目となる今回は被災地の現状を知り、震災を風化させないために忘れていないというメッセージを届けることを目的とし、支援センターを拠点に、グループホーム「長寿の郷広渕」(石巻市広渕)でボランティアを実施。10月25日、同校で「石巻ワークキャンプ報告会」を開いた。

 今回はYMCAの頭文字を取った「Y=よく見る」「M=学ぶ」「C=感じる」「A=愛し合う」を目標に掲げて石巻を訪問。長寿の郷広渕の利用者とレクリエーションで交流を図ったほか、多くの児童が犠牲となった石巻市立大川小学校、津波で医療機器やカルテが流された女川町地域医療センターを視察した。

 報告会ではグループホームでの活動を紹介。介護度にあわせ実践したサイコロトークや足浴援助など、利用者との関わりを通して感じたこと、学んだことを発表した。

 また被災地の復興状況についても報告。女川地域医療センターの敷地内に建立された津波記憶石の「千年後の命を守るために」と題した女川中学校卒業生の碑文も読み上げた。

 学生は「被災地は前へと歩みを進めていた。私たちも同じ夢を持った仲間と先生に支えられ、募金の協力で背中を押してもらい大きな学びを持ち帰ることができた」と思いを伝えた。

 引率した八尾校長は「利用者や職員のリードによって、学生は緊張の中で良い体験をさせてもらった」と総評した。


[東日本大震災情報]のページの目次に戻る