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さらなる復興に願い込めて〜岩手県陸前高田市
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岩手県陸前高田市の高田松原は日本百景に指定されていた。大津波に遭い、7万本あった松のなかでたった1本生き残った「奇跡の一本松」のモニュメントが有名である。現在は国、岩手県、陸前高田市が連携して整備した東日本大震災からの復興の象徴となる国営追悼・祈念施設「高田松原津波復興祈念公園」内にある。
この公園は東日本大震災による犠牲者への追悼と鎮魂、震災の記憶と教訓を後世に伝承するとともに、国内外に向けた復興に対する強い意志を発信するため整備された。公園区域内にはタピック45、下宿定住促進住宅、気仙中学校などの震災遺構が残されている。
広田湾に面する高田地区には新たな防潮堤が完成。高さ12.5メートル、全長2キロメートルに及ぶ。数十年〜百数十年に一度に起きるとされる11.5メートルクラスの津波に耐えるという。津波でほとんど流された街は都市計画に沿ってかさ上げされ、「震災前の面影はほとんどない」と嘆く住民もいる。
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